兄弟間で親への介護の負担が違う場合の相続について

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兄弟間で親の介護負担に偏りがある場合は相続はどうなる？

親が要介護状態であったとして、その介護をひたすら1人の息子が行なっていたとします。

その親がいよいよ亡くなってさぁ遺産相続だとなった場合に問題が起こりやすいです。

というのが、これだけ散々介護をしていたにもかかわらず、どうして遺産相続が平等になるのかと主張してくることがあるからです。

確かに逆の立場になってみるとおかしいと思うような人も多いのかもしれません。

それではこのような場合の時にはどうなっていくのでしょうか。

平等に法律に則っていくのか？

実は法理で相続に関しては法定相続人ということで相続をする順番があらかじめ決められています。

そして遺言状がある場合はそれ以外の方法で相続をすることも可能です。

だから事前に親がその介護の負担状況を鑑みて遺言状を書いておくとそれはその通りになりますので配分が変わってきます。

しかし、遺言状は非常に難しく、正しい表記で行わないと無効になってしまうということは往々にしてあります。

もちろんその負担が認められる場合もあり

それではそのような場合に、これまで散々頑張ってきた人が損をするのでしょうか。

結論としては寄与分ということで、相続で有利になることがあります。

というのが、まさに今回のようなパターンで、生前にその被相続者が介護をされることによって財産の保全が大いにされたということが認められればもちろんそれは考慮されるというものです。

間にプロを挟むとトラブル防止になる

このような制度がありますので可能であれば間に専門家を挟んでいたほうが良いでしょう。

というのが間違いなくしっかりとした対応をプロであればしてくれます。

税理士なんかはさらに節税対策までも行ってくれますのでその差分を考えても依頼をしたほうが安いというパターンも非常に多くあります。

確実に良い時間にしたいという人はそういったプロに頼っていくということが必要ではないでしょうか。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。